近年は健康志向の方が多くなり、雑穀ご飯を好んで食べる方も多くなりました。
雑穀は小さな粒なのに栄養効果が高いのでご飯だけでなく
日常に食べているパンにもぜひ取り入れてほしい材料の一つです。
雑穀にはもち麦、きび、あわ、そば、アマランサスなど種類がいっぱいあります。
市販で購入できるできるのはいろいろな雑穀がミックスになっていて、
そのままお米と一緒に炊けるタイプのものが多いですね。
十穀米とか十五穀米とか。
この数字は雑穀の種類が何種類入っているかという数字。
数が多いほど雑穀の樹類が多く入っているということになります。
『雑穀は体に良さそう』
そんなイメージがありますが
実際にはどんな栄養効果があるのでしょう？
今日は雑穀の中の『ひえ』を使ったパンと
『ひえ』の栄養効果についてみていきましょう。
雑穀”ひえ”の特徴
ひえの歴史は古く、日本では縄文時代から食べられてきた穀物。
痩せた土地や気候が寒冷な土地でも育ち、名前の「ひえ」は
「冷えに耐える」という性質が由来しています。
色は少しグレーがかった白っぽい小さな粒なので
ご飯と混ぜて炊いてもそれほど目立ちません。
パンに入れても料理やお菓子に入れてもあまり主張はしないので
用途は広いかと思います。
ひえと豆乳で作ったグランタンは
バターは使っていないのですが、煮詰めたひえはこってりして
ホワイトソースのようになります。
ひえは少しクセがあるので調理法に工夫がいります。
こちらはカボチャを入れたひえと豆乳のグラタンですが
グラタンなのにバターは使わず、ヘルシーに栄養価も高く仕上がりますよ。
ひえをパン生地に入れるとどうなる？
ひえは小さな粒でなので、パンに入れても
それほど見た目にも味にも影響はしないので採り入れやすい雑穀です。
ただ、冷めると少しパサパサするので、パンに入れる前にひえを炊く時は
少し多めの水を入れるようにします。
ハード系のパンと相性がいいかなと思っています。
ところで、【雑穀の入ったパン】は健康に良さそうとよく言われていますが
何がいいのでしょうか？
今回は雑穀ひえの栄養効果についてみていきたいと思います。
ひえの栄養効果
ひえは小さい粒ななのに栄養がたっぷりでです。
その健康効果は
◉腸内環境を整えてくれる。
食物線維が白米の８倍も含まれていて
不溶性食物線維多いため、便秘解消が期待できます。
◉新陳代謝を活発にして細胞の維持効果がある。
ミネラルをランスよく含み、特に含有量の多い亜鉛は
皮膚や骨の新陳代謝を活発にしてくれます。
◉造血を促すモリブデンや、3代栄養素の代謝を助けるビタミンの一種、
パントテン酸を含んでいます。
◉アミノ酸と非必須アミノ酸がバランス良く含まれていて
特に必須アミノ酸のフェニルアラニンを多く含むため、
記憶力を高める効果や鎮痛効果、皮膚疾患への効果が期待できます。
このように、ひえは腸内環境を整えたり、
肌荒れやにきびなどの美容面の問題解消につながったり、
造血を促し貧血予防効果や新陳代謝を活発にしてアンチエイジング効果が
期待できます。
血のめぐりや代謝が良くなることで冷え性の改善にもつながります。
パン食の多い現代はパンにも雑穀の栄養をプラス
白米が多く食べられるようになってからは、
ひえやあわなどは家畜の餌などに使用されていましたが
近年では栄養効果が見直されて食事に採り入れる方も増えてきました。
特に体に良さそうと白米に雑穀を混ぜて食べるという方が多くなったと思います。
雑穀ごはんは一般的になってきましたが、パン食の方が多いのも現状です。
ですので、普段食べているパンにも雑穀を入れて
栄養効果をアップさせることを私はおすすめしています。
雑穀パンはもっちりして柔らかすぎず、
しっかりと噛んで食べることで食べ過ぎることを防ぎます。
しかも普段の食生活では摂りにくい栄養素を摂取することができます。
このように雑穀の栄養効果を知るとパン好きな方は
ぜひ雑穀をプラスしたパン作りをしていきたいですね。
パン作りにも雑穀を入れて栄養価アップ
健康のためと何かを制限したりするのではなく
無理なく栄養価をUPできるのが雑穀です。
小さな粒でも栄養価の高い雑穀は魅力あり。
雑穀は継続的に取り入れた方がより効果的です👍
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日常に食べるパンに雑穀を摂り入れましょう。
雑穀は持続的に少しづつ摂取するのが効果的です。
日常の料理やお菓子にも雑穀を採り入れてみてください。
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