近年は健康志向の方が多くなり、雑穀ご飯を好んで食べる方も多くなりました。
雑穀は小さな粒なのに栄養効果が高いのでご飯だけでなく
日常に食べているパンにもぜひ取り入れてほしい材料の一つです。
雑穀にはもち麦、きび、あわ、そば、アマランサスなど種類がいっぱいあります。
市販で購入できるできるのはいろいろな雑穀がミックスになっていて、
そのままお米と一緒に炊けるタイプのものが多いですね。
十穀米とか十五穀米とか。
この数字は雑穀の種類が何種類入っているかという数字。
数が多いほど雑穀の樹類が多く入っているということになります。
『雑穀は体に良さそう』
そんなイメージがありますが
実際にはどんな栄養効果があるのでしょう？
今日は雑穀『黒米』を使ったパンと
『黒米』の栄養効果についてみていきましょう。
雑穀の”黒米”の特徴
黒米は古代米の一種で日本のお米のルーツ。
雑穀の中でも粒が大きいものになります。
白米と混ぜて炊くと鮮やかな紫色に！
黒米を茹でると水はこんなに真っ黒！
これは、糠（ぬか）の部分に
アントシアニンという青紫の色素を
含んでいるからなんですね。
黒米は昔からお祝い用のお米としても重宝され、
中国では薬膳料理にも利用されているそうですよ。
パン生地に入れるとどうなる？
パン生地に混ぜ込んでも紫色に。。
茹で汁も仕込み水として使うとすご〜い濃い色になります。
焼きあがると「おかき」のような香りがしますよ。
お米の香りですね。
ところで、【雑穀パン】って健康に良さそうとよく言われていますが
何がいいのでしょうか？
黒米の栄養効果についてもみていきましょう。
黒米の栄養効果
＜黒米＞は中国では虚弱体質の改善や病気回復期における
栄養食品としても用いられてきました。
特に次の栄養素が多く含まれています。
・カリウム、マグネシウム・リン、ビタミンB１
・アントシアニン（ポリフェノールの一種）
アントシアニンは栄養効果が高く、他の雑穀の中に比べても多く含まれており、
黒米に多く含まれる栄養素です。
このアントシアニンの栄養効果についてみていきましょう。
アントシアニンの栄養効果
◉抗酸化作用
◉血圧上昇抑制、活性酵素の抑制
◉肝機能改善、毛細血管保護、血小板凝固の抑制
◉動脈硬化などの生活習慣病予防の効果
このような栄養効果があります。
アントシアニンはアンチエイジング効果に期待ができるとされています。
アンチエイジングとは「抗老化」という意味。
加齢と共に起こるさまざまな機能低下を防ぐことを
アンチエイジングと呼びます。
抗老化作用のある雑穀「黒米」を摂取して
若々しく歳を重ねていきたいものです。
雑穀ごはんを食べるように、
パンにも雑穀を入れて栄養効果をアップさせることを
私はおすすめしています。
雑穀パン柔らかすぎず、しっかりと噛んで食べることで食べ過ぎることを防ぎます。
しかも普段の食生活では摂りにくい栄養素を摂取することができます。
このように雑穀の栄養効果を知るとパン好きな方は
ぜひ雑穀をプラスしたパン作りをしていきたいですね。
健康のためと何かを制限したりするのではなく
無理なく栄養価をUPできるのが雑穀です。
小さな粒でも栄養価の高い雑穀は魅力あり。
雑穀は継続的に取り入れた方がより効果的です👍
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