近年は健康志向の方が多くなり、雑穀ご飯を好んで食べる方も多くなりました。
雑穀は小さな粒なのに栄養効果が高いのでご飯だけでなく
日常に食べているパンにもぜひ取り入れてほしい材料の一つです。
雑穀にはもち麦、きび、あわ、そば、アマランサスなど種類がいっぱいあります。
市販で購入できるできるのはいろいろな雑穀がミックスになっていて、
そのままお米と一緒に炊けるタイプのものが多いですね。
十穀米とか十五穀米とか。
この数字は雑穀の種類が何種類入っているかという数字。
数が多いほど雑穀の樹類が多く入っているということになります。
『雑穀は体に良さそう』
そんなイメージがありますが
実際にはどんな栄養効果があるのでしょう?
今日は雑穀『もち麦』を使ったパンと
『もち麦』の栄養効果についてみていきましょう。
雑穀の”もち麦「”の特徴
雑穀の”もち麦”は少し前にブームになり
スーパーのお米コーナーに並んでいる馴染みの雑穀になりました。
大体は皮なしのもち麦が販売されていますが
皮付きのものもあります。
私はこちらの皮つきが好みです。
つぶつぶ感があってパン生地に混ぜるともっちり柔らかに。
雑穀の中でも”もち麦”は粒が大きい方なので
パン生地に混ぜ込むときには茹でてから使用します。
茹でて水分を含んでいるので、水分調整が必要で
粉の種類によっても水分量が変わってきます。
生地作りの最初から入れてしまうともち麦が潰れて
生地がベタベタになってしまったり、
色もきれいではなくなってしまうので注意が必要です。
粒が大きいもち麦は生地の中でも存在感がありますね。
”もち麦”を入れると焼き上がったパンは
もっちり、しっとり柔らかで食パンの中でも大好評。
さて、この”もち麦”などの雑穀は健康に良さそうというイメージがありますが
どのように体にいいのでしょうか?
次は雑穀の一つである”もち麦”の栄養効果についても
書いていきますね。
もち麦の栄養効果
もち麦は食物繊維が多くて便秘解消や腸内環境をよくすると
少し前にブームになったのでご存知の方も多いかと思います。
他にも白米にはほとんど含まれていない
・マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄
などのミネラル成分が含まれています。
これらのミネラルは女性がとくに不足しがちな栄養素なので
もち麦をプラスするだけで気軽に摂取できるのが嬉しいですね。
さて、ここからはもち麦に含まれている栄養素中でも特に注目されている、
食物繊維についてみていきましょう。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
”もち麦”には不足しやすい水溶性食物繊のβグルカンが
たっぷり含まれています。
βグルカンの栄養効果
◉糖質の吸収を抑え、食後の血糖値上昇を抑える。
◉コレステロールを吸着し体外への排出を助ける。
◉善玉菌のエサとなって腸内環境を整える。
特に腸内環境を整えることは健康につながります。
雑穀パンはしっかりと噛んで食べることで食べ過ぎることを防ぎ、
しかも普段の食生活では摂りにくい栄養素を摂取することができます。
このように雑穀の栄養効果を知るとパン好きな方は
ぜひ雑穀をプラスしたパン作りをしていきたいですね。
健康のためと何かを制限したりするのではなく
無理なく栄養価をUPできるのが雑穀です。
雑穀の健康パン【もちきび編】はこちら
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