パン講師でも失敗はする!実際のレッスンであった失敗談と対処法

パン

先生でも失敗するんですか?

そんなふうに生徒さんから聞かれたことが何度かありました。

もう20年も教室をしていて講師歴も長いですし
お教えしてきた生徒さんはのべ3000人ほどにもなりました。

そんな講師でもレッスンでやってしまった失敗は数々あります。

パン講師でも失敗するの?

パン教室をするということは、確かに人に教えてあげられるほどの
技術や知識を持っていると思います。

でも、講師も人間ですから、失敗なくスムーズにレッスンができているか?
といえばそうではありません。

私もこの20年の間には数々の失敗をしてきました。

冷や汗かいたことも何度かありましたね(笑)

今回は今までにあった数々の失敗と、その時にどう対処してきたのかを
お話ししたいと思います。

実際にレッスンでやってしまった失敗とは

レッスンでやってしまった失敗

その1、イーストの入れ忘れ
その2、塩の入れ忘れ
その3、焼成温度の間違い
その4、タイムスケジュールが想定通りにいかない
その5、材料の買い忘れ

いっぱいありますね^^;
これらの失敗の中には最近でもやってしまったこともあります。

長年パンを焼き続け、講師として、
また製造販売者としてやってきている私でも
失敗は何度もしています。

失敗1、イーストの入れ忘れ

パンがふっくらと膨らんで焼けるにはイースト(酵母)のおかげ。

このイーストの入れ忘れは致命傷です。

もう何年も前になりますが、その頃のレッスンスタイルは
一次発酵が終わる少し前ぐらいに生徒さんをお迎えして
スタートするというかたちでした。

粉量800gもの生地を仕込んで一次発酵に入れて
いざ皆さんに生地を切り分けようと生地の入った容器の蓋を開けたら・・・

全く膨らんでいない、捏ね上げた生地のときのそのままの状態。

それはそれは焦りました。

一瞬、思考が停止。

<その時にどう対処したのか?>

出来上がっていた生地に後からイーストを入れる方法も
ないことはないのですが、

時間がかかるのと、再度失敗の生地になる心配があったため
すぐに新しく計量して捏ね始めました。

生徒さんにはお詫びして、
レッスン時間が1時間ほど超過してしまうことをお伝えしました。

次の予定が入っていて延長は無理という場合は
「後ほど焼き上がったパンをお届けに行きます」と言ったのですが

幸いにも1時間オーバーしても大丈夫という方ばかりでしたので
無事にレッスンを終えることができました。

待ち時間が長くなったので、
いつもよりお飲み物やパンやお菓子を多めにお出しして
試食タイムをいつもより長くして、パンについてのことや
そのほかのお話もたくさんさせていただきました。

失敗2、塩の入れ忘れ

パン生地を捏ねる時に塩を入れ忘れたという失敗。

これが過去で一番多かったかもしれません。

塩を入れ忘れたらどうなると思いますか?

過去にこんな記事を書いていますので
よろしければご覧くださいね。

パン作りにおける塩の役割とはー塩を入れ忘れたらどうなる?
パン作りをされる方はご存知だと思いますが塩はパンの必須材料の一つです。基本パンは次の4つの材料があれば作ることができます。・粉・酵母(イースト、天然酵母など)・塩・水砂糖やバターやショートニングなどの油脂、卵、スキ...

パン作りでは塩を入れる量は少しなのですが
けっこう重要な役割を持っています。

まずは味がとにかくおいしくない!
そして発酵にも影響します。

レッスンでこの失敗をしてしっまたのは2〜3回あります。
入れ忘れに気付くのがたいていは一次発酵が終わったときです。

発酵の感じがいつもと違うのです。

過発酵気味の生地になっていたり、
ゆるゆるとだらけた生地になっていたり・・・

でも、パン作り初心者の頃はもしかしたら焼き上がって
食べるまで気づかないかもしれません。

レッスン時ではなかったですが、実際に気づかずに塩なしパンを作ってしまったことがあります。

<その時にどう対処したのか?>

生徒さんにはご迷惑をおかけしましたが、
この時もイーストを入れ忘れた時と同様に
一次発酵後に気づいた時点ですぐに捏ねなおしました。

その3、焼成温度を間違えた

ハード系のパンではよく予熱温度を250〜300℃の高温をして、
パンを入れてから温度を下げて焼く

という焼成方法をします。

それが、温度を下げるのを忘れてしまって
高温のまま焼いてしまったことがあるのです。

なんだか焦げたような匂いがする?

と思った時にすぐに温度を下げたのですがすでに遅し!

<その時にどう対処したのか?>

大型パンだったので表面を切り落とせば
問題なく食べていただける程度でしたが、

後日、ちゃんと焼いたパンをお渡ししました。

毎回レッスンでは2種類のパンを焼いていますので
1種類はおいしいパンができているので助かります。

その4、タイムスケジュールが想定通りにいかない

レッスンでは2種類のパンを焼くので
成形の時間やオーブンで焼く時間がバッティングしないように
タイムスケジュールを組んでいます。

今では頭の中で組み立てられますが
教室を始めた頃は、捏ね始める時間、分割の時間、発酵終了の時間、
オーブンで焼き始める時間などを紙に細かく書き出していました。

これは生徒さんの人数やオーブンの台数によっても
変わってくるのですが、予想した時間通りいかないと

・2種類の成形時間が重なる
・オーブンで焼く時間が重なる


ということになってしまい、
どちらかのパンをを待たせることになりますし、
生徒さんを慌てさせてしまいます。

実際のレッスンでは予想していたより成形に時間がかかって
タイムスケジュールが大幅にずれてしまうということもありました。

夏場だと待たせた生地の発酵が進んでしまって
過発酵になってしまう心配があります。

<その時にどう対処したのか?>

1種類の生地は発酵器に入れずに、
通常よりゆっくり発酵させて時間差を作って調整しました。

これらの対処法はパン作りの理論がわかっていれば
レシピ通りの時間でなくても調整できるようになります。

その5、材料の買い忘れ

材料の買い忘れで焦ったことも何度かありました。

特別な材料は気にしているので
忘れたことはほとんどないのですが

卵や牛乳、ハム、ナッツ類などはいつもストックがあり、
油断していたら実は足りなかったということがあります。

前日の夜に準備をしていて気づいたということも・・・

<その時にどう対処したのか?>

遅くまで空いているスーパーに走って買いに行ったり、
レッスン当日の朝に猛ダッシュでコンビニに買いに行ったりして
なんとか間に合わせてきました。

でも、とても気が焦ってしまい、ドキドキです。

その焦った気持ちが生徒さんに伝わらないように
平常心に戻って生徒さんをお迎えできるように気をつけています。

その他、何かしらのトラブルがあった時でも
平常心で対処ができるのも長年の経験あってのこと。

材料の買い忘れについては最近では
来週予定しているレッスンで使う材料を
前週に1週間分チェックするようにしています。

パン講師でも失敗はする!実際のレッスンであった失敗と対処法  まとめ

パン講師は仕事なので失敗はあってはならないのですが
しれでも失敗をしてしまうこともあります。

もし、レッスンで失敗してしまったとしたら、
まずは誠実に謝ります。

そして、落ち着いて生徒さんに損をさせない方法を全力で考える。

また講師でも失敗したことは生徒さんにも起こりうることなので
レッスンでもそのような失敗を防ぐ方法や対処法もお伝えするといいと思います。

もちろん、講師として『レッスンで同じ失敗を繰り返さないようにする』
そのためにはどうしたらいのかを考えることも大事です。

失敗から学ぶことも多いですね。

講師の失敗談を最後までお読みいただきありがとうございました。

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