先日のステップUPコースではしっとりふわふわのあんパンと
手軽に作れるけど、とっても美味しい大人にも子供にも人気のある
ピザを作りました。
この日のメニューの油脂は
ピザ生地にはオリーブオイル、
あんぱん生地にはショートニングを使っています。
今日はこのショートニングについて書いています。
コロナ禍で生徒さんたちは
「外出自粛でいつも以上にパンを作ったよ」
という方が多いのです。
自分でパンを作るようになると疑問点もいくつか出てきますね。
生徒さんからよく、レシピに書いてある
ショートニングをバターに変えても大丈夫ですか?
という質問があります。
反対の場合やオリーブオイルなどの液体油脂に置き換えてもいいか?
という場合もあったりします。
ショートニングをバターに置き換えても大丈夫?」
ショートニングをバターに置き換えても大丈夫?」
結論から言うと、置き換えても大丈夫です。
グラムも同じでOKです。
ただ、ショートニングをバターに換えると少し仕上がりに違いが出ます。
ショートニングは無味無臭なので、粉や副材料の味に影響はありませんが、
バターは使う量にもよるのですがやはりバター風味が出ます。
粉や惣菜などの副材料の味を生かしたパンに仕上げたい場合は
ショートニングを使うといいかと思います。
たいていの方は
ショートニングがおうちにない、
またはショーニングやバターに含まれるトランス脂肪酸が体によくない!
ということでバターに換えたいという方が多くいらっしゃるのではないかと
思います。
でも、ショートニングは最近では下記のような有害な物質を含まないような
商品も販売されています。
教室ではできるだけ体には負担をかけたくないので価格は高めになりますが
上の二つのショートニングを使用しています。
私は多くの種類のパンを焼くのですが、
自分が目指している作りたいパンの味や食感によっては
やはり
「バターではなくショートニングを使いたい」
と思うものがあるのですね。
作りたいパンによって油脂の種類は使い分けているという感じです。
写真の字は小さくて見にくいかもしれませんが、
・非水素添加(トランス脂肪酸を増やすと言われている)
・添加物
心配されているこの二つは不使用とあります。
せっかく作るパンはできるだけ体に優しいものを使用したいですね。
あと油脂を使う量にもよりますがこんな違いもあります。
焼き色についてはバターの方が濃い目に焼き上がりますし、
食感はバターの方がしっとり柔らか、ショートニングの方が
さっくりなめらかという感じになります。
あと、液体油脂(オリーブオイルや太白胡麻油など)は
固形のバターやショートニングと同じ量で置き換えてしまうと
パン生地が柔らかくなってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
ショートニングをバターに置き換えても大丈夫?ーまとめ
パンのレシピにあるショートニングはバターに置き換えても特に問題はありません。
自分が作りたいパンの味や食感を考えて使い分けてみるといいですよ。
バター風味が好きな方はショートニングとあっても
バターを使っていいですし、
動物性脂肪をあまり摂りたくないなぁというのであれば
ショートニングで作ってもOKです。
ただ、液体油脂(サラダオイルやオリーブオイル)で作る場合は
同じ量で置き換えると上手く生地作りができない場合があるので
要注意です。
体に悪影響の少ない材料を使いこれからもパン作りを
どんどん楽しんでいただけたらと思います。
教室ではできるだけ安心安全な材料を使ったパン作りをお教えしています。
パン作りの基礎から学ぶBasicコースの体験レッスンは随時受け付けております。
ぜひ美味しいパン作りを体験してみてくださいね。
パン教室を20年運営、パンとお菓子の販売、栄養士、カフェ勤務の経験から
パン作りの知識や技術+@、雑穀の健康パンと栄養について学べる教室をしています。
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