オーブンの中で食パンが爆発、原因は?

パン作りで知っておくといいこと

先日のことです。
アドバンスコースのメニューの湯種食パンを
試食用にとレッスン前日に焼いていた時。

湯種食パンは次の日でもっちりして柔らかさも変わらず
老化が遅いパンということを生徒さんに知ってもらいたいから
試食用はいつも前日に焼くんですね。

で、レッスンの前夜に焼いていると
焼成時間は30分だったけど13分くらいたった頃

『バーン!』

と突然オーブンの中で爆発音が。。(^^;;

それはそれはビックリするほどの音がしました。

こんな風に角食パンがオーブンの中で爆発した原因は何?
どうやったら防げるの?

今日はそんなお話をしてみたいと思います。

爆発音のしたオーブンの中は?

私はオーブンから離れたとところにいたのですが
旦那は結構オーブンの近くにいたので
驚いて飛び跳ねてしまうくらいの音!

見るとオーブンの中で蓋がぶっ飛んで
パンはへしゃげてしまっていました。

こちらは1斤の正方形の食パン型を2斤用の食パン方の蓋で
連結して焼いています。

もちろん、長年この方法で焼いていて何の問題もありませんでしたよ。

でもね、今回はこんな感じ^^;

この食パンは粉量も多いし、しかも湯種を前もって作ってから
冷蔵庫で熟成発酵するなど手間がかかってるんです(涙)

いやぁ、もうショックでしかありません。

オーブンの中から蓋だけ取り出して
このまま蓋なしで焼いたら形は悪いけど少しは膨らんで食べられるかも?

そう思って最後まで焼いてみたのですが。。。

焼き上がって出してみたらへしゃげた食パンは
そのまま焼き上がりました。

それもそのはず、オーブンに入れて10分以上ともなれば
イーストは死んでもう膨らむことはないですよね。

何とも不恰好なパンです。

蓋がふっとんでそのまま焼いたパンは食べられる?

「いや、すごいことになってるけど
 それでも食べられるんじゃない?」

焼き上がった湯種食パンを期待してむしって食べてみると。。

超もっちりで水分含有量の多い湯種食パンだったからか、
固いお餅のようになってしまっていて
2、3口しか食べることはできませんでした。

普通の食パンの配合だったらもっと食べられたのかも?

残念、無念。

でも、しかし、もっと困ったのは明日のレッスンで
また爆発したらどうしよう?ということ。

まずは蓋がふっ飛んだ原因を考えてみなければなりません。

蓋がふっ飛んだ原因で考えられること

考えられる原因は二つ

<一つ目>

今までは発酵の見極めはレシピの時間を目安に
あとは生地が型の高さのどこまで発酵して膨らんでいるかで判断。

でも今までに真夏にこの湯種食パンを作ることが
一度もなかったんですね。

たまたま偶然なんですけど、涼しい時期に作ることがほとんどだったんです

もしかしたら、オーブンの中での釜のびの度合いが
気候の良い時とエアコンを入れてても少し暑いくらいの
真夏とでは変わってくるのかも?

気温がそれほど高くない時と真夏の暑い時と
発酵状態の見極めが同じではいけないのかもしれないと考えました。

<二つ目>

型に問題があるかもしれないということ。

角食パンにするには蓋をして焼きます。

オーブンの中で蓋が飛ぶということは
蓋に原因があるのかもしれません。

ちなみに、今回のレッスンではまだ蓋が原因とは考えておらず
発酵状態を調節しなくてはと考えていました。

考えられる原因からまた爆発しないようにするための対処法は?

一つ目の発酵については
イーストの量をほんの少し減らしてみて
オーブンに入れる前の発酵も型の8〜9分目だったのを
少し下の状態
にして焼いてみることにしました。

レッスンの当日、また爆発したらどうしよう・・・
ドキドキ・・・

まずはレッスンに間に合うように
朝イチで試食用の湯種食パンを焼いてみると

蓋も飛ばずに、カクカクにもならず
ちょうどいい感じに焼き上がり成功。

ですが、レッスンで生徒さんのパンを焼いていると
蓋がふっ飛ぶまではかなかったのですが
片側が外れて少し浮いて斜めになって焼き上がってしまいました。

蓋が浮いてしまって焼けた湯種食パンは一番奧と手前から2番目です。

何とか蓋の片側はしっかり噛み合わさって外れなかったので
吹っ飛ぶまでにはならず少しゆがんでしまったくらいでした。

パンの出来自体には大きな影響はなくてよかったのですが
このことから、一番の原因は蓋に問題があったのだろう
ということがわかりました。

レッスンが終わって落ち着いてから蓋を確認してみたら
二つある蓋のうち、一つに原因があったようです

オーブンの中で焼成中の食パンが爆発!原因は?

次回は大丈夫なようにトンカチで叩いて直しておきました。

たまには型や蓋のチェックもしないといけないですね。

オーブンの中で食パンが爆発、原因は? まとめ

レッスン前日に試食用の食パンを焼いた時に起きた
オーブンの中で蓋がふっ飛んで食パンが爆発。

真夏の気温の高い時に作ったので発酵の状態を気にしていましたが

どうやら一番の原因は食パン型の蓋にあったようです。

長年何度も使用している食パン型の蓋はゆがんでいることもあります。

パン屋さんでも同じようなことが起きることがあるそうですよ。
蓋が飛んで爆発したら食パンとしては売れないので
ラスクにしたりするそうです。

今回のレッスンでは生徒さん達の湯種食パン4斤は
無事に焼き上がり、本当にホッとしました。

みなさんもこのように蓋がふっ飛んで爆発!なんて」ことを防ぐためにも
たまには食パン型と蓋のチェックをしてくださいね。

パン作りの参考になればうれしいです。

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