パン教室を自宅でお仕事としてやっていくとなると
実はレッスン以外にもたくさんやることがあります。
「レッスンがない日は何をしているの？」
そんな質問を受けることがあります。
実はレッスンをしている以外にやる仕事は実際のレッスン時間の何倍あるのか？
というくらいきっと皆さんの想像以上にたくさんあると思います^^;
先日も私にとって一番と言っていいくらい苦手〜！というか
やりたくない裏しごとをやっていました。
それは、たまったレシートを整理して
会計ソフトにポチポチと入力する作業。
今回は3ヶ月分貯めていたのでレシートの数も膨大な量でした。
パン教室は牛乳、卵、野菜やソーセージなど生鮮食品を使うことも多く
できるだけ新鮮なものでとなると買い物する日も増えるのです。
その作業中に突然こんなタイトルで書いてみたいと思ったのですね。
パン教室のレッスン以外の裏しごと！
興味のある方はおここから先も付き合いくださいませ。
パン教室を仕事にするということ
自宅でパン教室をしていると趣味でやっているのか？
仕事としてやっているのか？
その境界線が難しいことがあります。
私は教室を始めて20年になるのですが
家庭のいろいろな事情で教室業に専念できるようになったのは
４年くらい前なんですね。
（また機会があれば教室を始めた頃からのお話もしたいと思います。）
それまでは大手パンスクールの認定教室として
決まったレシピと指定材料でカリキュラム通りに教えるという
レッスンをしていました。
ですが私は決められたスクールのカリキュラムではなく、
もっと自分らしく、
『自分が伝えていきたいパン作りをお教えする教室をしたい』
家庭環境で作りやすくて材料にも気を配り、
本当に美味しいパンが作れるようにお教えする教室をしたい
そう考えていましたので、指定のレシピと材料で教えるスクールの認定教室は
少し私の意図するものとは違ってきており、思い切って辞めることにしたのです。
4年ほど前のことになります。
そこで認定教室を辞めてレッスンをするようになると
レッスンをする以外の裏しごとがかなり多くあることに気づかされたのです。
趣味の延長と思われることもある自宅教室業ですが
レシピやレッスンの組み立て、宣伝活動、生徒さんの育成、
会計処理などをするようになると、
これはもうきちんとしたお仕事だと思っています。
認定教室を辞めてから増えた教室の裏しごと
大手パンスクールの認定教室を辞めてからは
自分が本当に伝えたいことをお教えできるようなレッスンをしたい、
そう考えていました。
認定教室でなくなると変わったことが多くあります。「
とても苦労した面もありました。
最初は気軽にレッスンに参加していただくようにと考えて
毎月違うメニューでの単発レッスンをしていたのですね。
そうなるとレッスンをしている以外の裏しごとがたくさん出てくるのです。
裏しごとその１〜その４
その１、メニューを決めて試作をする
その２、レシピを作る
その３、毎回レッスンの告知をする
その４、毎回のレッスンの度にお申し込みの受付やお問い合わせに対応する
という仕事が出てきます。
これは認定教室の時はなかったことです。
私の所属していたスクールは資格を取るとスクールからレシピと材料を購入し
自分もレッスンを受けて指導するための要点を教えてもらうと
自分の生徒さんにレッスンをすることができる
というシステムでした。
ですので、試作とレシピ作りにをすることもなかったのですね。
そしてコース制だったので一度ご入会いただくと
数ヶ月は通っていただけるシステムでした。
単発レッスンのように新規の方に場所や持ち物やその他のご連絡を
毎回することはなかったのです。
メールや電話などでやり取りする回数もそれほど多くの時間は
必要ありませんでした。
単発レッスンだけの時は、そのやり取りの回数は
けっこう多かったように思います。
それでもだんだんと毎月「単発レッスン」をするというスタイルにも慣れてきました。
ですが、単発レッスンを続けていると
『たった１回のレッスンでパン作りをしっかり教えるのには無理がある。
おうちで本当においしいパンを作ってもらえるようにもっとじっくりと
時間をかけて生地作りから教えたい』
と強く思うようになり、
今度は生地作りからしっかり学べる基礎コースを作ることになったのです。
裏しごと その５〜その８
その５、いつも生徒さんのためになることは？喜んでいただくためには？
と考えて良いと思ったことはレッスンに反映するようにすること
基礎コースでしっかりとパン作りの理論的なことや
技術面でもお教えすることになったことで
単発レッスンでは伝えきれなかった細かなこともしっかりと
生徒さんにお教えすることができるようになりました。
家庭で作るクオリティの高いパン作りを教えしたい
そんな私の思いがつまったコースレッスンには多くの生徒さんに受講して
いただいており、とても嬉しく思っています。
その６、材料の調達
レッスンの回数が増えてくると材料の調達も頻繁になてきます。
ネットで注文できるもの、そうでないものといろいろ。
必要な材料を忘れないように調達するのも気を使う作業の一つです。
我が家の大人4人分の食材と教室で使う材料はいつも２つのカゴに分けてお買い物。
レジではカゴ別に会計してもらっています。
よく行くスーパーではいつも
『いつもカゴごとに別会計する人』と認識されています（笑）
その７、道具やレッスンで使うところの整理整頓、掃除など
レッスンで使う道具などはいつも整理整頓して
オーブンやオーブン皿、型などの掃除やお手入れもしなくてはなりません。
清潔を保つためには必要なおしごとの一つです。
その８、会計処理
これが冒頭に書いていた会計処理。
細かいし、単純作業で面白くないし。。。
気が乗らないしごとなのでついつい後回しに^^;
でも、数ヶ月ためるだけで時間のかかるしごとになってしまいます。
マメにやるのが一番なのですがなかなかできていません。
パンを作るだけではないパン教室の裏しごとーまとめ
パン教室はレッスンをしてパンを作るだけでなく
やることは山ほどあり、きっとみなさんが想像している以上に仕事量はあります。
１、メニューを決めて試作をする
２、レシピを作る
３、毎回レッスンの告知をする。ブログを書くことも。。。
４、毎回のレッスンの度にお申し込みの受付やお問い合わせに対応する
５、いつも生徒さんのためになることは？喜んでいただくためには？と考えて
良いと思ったことはレッスンに反映するようにすること
６、材料の調達
７、道具やレッスンで使うところの整理整頓、掃除など
８、会計処理
全部ひとりでこなしますのでなかなか大変です。
でも、好きなことだから頑張れる、
生徒さんがパン作りを通して幸せになれる
生徒さんのご家族にも喜んでいただける
そのお手伝いができることがパン教室をしていことに
やりがいを感じるところ
なんですね。
人それぞれ仕事に対しての思いは違うと思いますが
どんな仕事でも目に見えないところでのお仕事はきっとたくさんあると思います。
もし、これから何か教室をしたいと思っている方には
ぜひ参考にしていただけたら嬉しく思います。
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